〜このコーナーでは,研究所生全員の中から上手い下手に関係なく「これっていいなぁ」と思う作品を毎週紹介します〜

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「ちょいと一言」

このコーナー始まって以来、初の彫塑作品。

最近の高校生で「彫刻やりたいんですけど・・・なんていう人はほとんど皆無に近い。
同じように小説家はまだしも「詩人になりたい」なんて人はいるんだろうか。
青春時代には突拍子もない、気宇壮大な夢、ロマンを抱いて生きて欲しいと思
うのだがいや〜なかなか皆さん現実的で右倣い、付き合っていて面白くない。
つまり、若者がちっとも若者らしくないのだ。
おっと、つい愚痴ちゃった。

で、この作品で少しは彫刻という存在を知って欲しいとも思うのだ。

「馬鹿でも造れる彫刻」「利口でなければ描けない絵画」と
馬鹿な彫刻家の私は思うのだが、いや〜この彫刻はなかなかに凛々しくて、
馬鹿ではちょっと造れないな〜とも思ってしまう。
しかも作者は女性である。
おじさんが学生だった頃、彫刻科の学生さんは圧倒的に男が多かったのだが、
今や立場は逆転、いや〜男の子はどうした、ともいいたくなるのである。
彫刻って面白いんだけどな〜とぼそぼそ呟いてみるしかないか、かなしいか。
この立派な模刻作品を前にしておじさんは「いいな、いいな」と涙腺を弛ませる
のみなのである。

「ちっとも講評になってないぞ〜」
「わかっとるわっ・・・風に柳じゃあるまいし、なよなよなよしてないで、ちとこんな
骨のある彫刻でも造ってから文句いえっ・・・」

欲を言えばマチエールにひと工夫欲しい、それが今後の課題である

2008/05/31

作品サイズ-メディチ石膏像実寸大
表現素材-土粘土
制作時間 -12時間
作者 - 本科生