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「ちょいと一言」
7月1日
梅雨の、しばしの晴れ間を縫って元気よく講評してみよ〜〜〜っと。
生徒作品資料の見直しをしていると、こんな作品に出くわした。
おや、いいじゃないか。
その時はあまり意識しなかった作品が、時を経てとても輝いて見える、
そんな作品があるものだが、これもそういった作品のひとつ。
初期のベーコンの作品ってこんなの?(受験生諸君、ベーコンなんて画家
知らないでしょ、早速本屋に行ってベーコンの作品集を探してみよう)
かと錯覚させるような、なんとも不思議な自画像なんである。
いいんだな〜これが。
直立した顔に直交する腕、ややもすると単純すぎる構成だが、この絵の場合
そういう風にはみえない。
どうしてだろうか?おじさんは考えてみるが、答えはすぐには見つからない。
背景をのたうつブッ太い曲線が、この単純な構成と丁々発止と対峙して
それがこのドラマチックな画面の緊張感へと繋がっているのかとも思うが
そういった見方が正しいとも思えず、おじさんは途方に暮れるのである。
それはともかく、画面左側の頬のシュールな色使い、
おやっ!よく見ると目玉の色が片方ずつ違っている、まるでモジリアーニ。
白く縁取られた手の表現(恐らく未完成部分)はなに?などなど。
あ〜あっ・・・羨ましい。
おじさんは作者のタレントとイノセントに、身悶えするほど嫉妬するのである。
2008/07/01
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